つくる人も、食べる人も、もっと笑顔に
充実した食事は長く健康に過ごすために大切な要素の一つ。楽しく、温かい気持ちで迎える食事の時間は体だけでなく心の栄養にもなります。
できたての食事を盛りつけながら、ちょっとした会話が生まれる対面型のワゴンがあれば、毎日の食事に家庭的な温かさが加わるでしょう。
作り手の顔が見えることで安心感が生まれ、配膳時の小さなコミュニケーションが大きな満足感につながります。
また、クックチル・ニュークックチルに対応した再加熱ワゴンは調理過程の業務効率化にも貢献。病院や高齢者福祉施設における食事提供の課題である「人手不足」と「適温で安全な食事提供」も解決できます。
つくる人も、食べる人も、みんなが笑顔になる。エレクターが提案する新しい配膳のカタチです。
再加熱ワゴン「マルチサーブ」とは
エレクターが取り扱っている再加熱ワゴン「マルチサーブ」は、チルド冷蔵・再加熱・盛り付け台が一体となった、配膳ができるワゴンです。
ホテルパンや再加熱対応食器にセットした料理を再加熱して食堂まで運び、食事を目の前で盛り付け・提供するスタイルに最適です。
好みに合わせて盛りつけるメニューや量を調整でき、スタッフとご利用者のコミュニケーションやホテルのビュッフェのような特別感が生まれます。
マルチサーブならこんなお悩みも解決!
稼働時に必要なのは電源のみ。給水、排水設備が不要なので、設置場所を選びません。
また、6輪のキャスターで360度の方向転換も可能。大容量の食事を搭載していてもスムーズに移動できます。
Φ160mmの大型キャスターで厨房から食堂までの移動も楽々です。
給水、排水設備は不要。排水は付属のドレンタンクにたまります。
マルチサーブは対面で盛り付けを行いながら提供できるワゴンタイプです。盛りつける間のちょっとした時間で生まれるコミュニケーションで、家庭的なぬくもりのある時間を生み出すことができます。
また、天板は清掃しやすく耐久性に優れたガラストップを採用。保温機能により、盛り付け時も温かさを維持できます。
※保温機能は通電時、保温モード中のみ
その他にも便利な機能が標準装備
バルクと食器のどちらにも対応
食品を盛り付け前の状態でホテルパンに保管するバルク、または再加熱対応食器に盛りつけた状態どちらでも再加熱可能です。バルクの場合は約60食、食器の場合は約30食を一度に再加熱できます。
予冷・再加熱のタイマーも簡単
タイマー設定はパネル操作で簡単に操作可能。自動予冷した庫内に食事をセットするだけで再加熱が完了します。
※通電時のみパネル操作ができます。
庫内の清掃がしやすく衛生的
庫内はR加工が施されており、水洗いが可能なので、清掃をラクに行うことができます。
クックチル・ニュークックチルとは?
加熱調理後すぐに盛り付け・配膳を行う従来の食事提供方法がクックサーブ。それに対し、あらかじめ加熱調理した食事を急速冷却し、提供前に再加熱を行う方法をクックチルまたはニュークックチルといいます。チルド・フリーズ保管で衛生的に食事を管理することができ、業務を効率化しながら安全でできたてのおいしさを提供できる新しい調理システムです。
クックチルはメニューごとにホテルパンなどで冷却し、再加熱後に盛り付けを行う方式。ニュークックチルは冷却後に冷たいまま食器に盛り付けを行い、配膳前に食器ごと再加熱する方式です。
人手不足・早朝勤務の負担を改善
クックチル・ニュークックチルシステムを導入すると、食事の準備を前倒しして行うことができるため、朝食準備のために早朝から調理や盛り付け、トレイメイクを行う必要がありません。
病院・施設における調理スタッフの人出不足や早朝勤務の負担といった課題を改善し、スタッフの働きやすい職場環境を実現できます。
再加熱機器にはどんなものがあるの?
再加熱機器には、再加熱カート、再加熱ワゴン、リヒートウォーマーがあります。
再加熱カート「エルゴサーブ」と再加熱ワゴン「マルチサーブ」、一般的なリヒートウォーマーの違いを以下の表にまとめました。
再加熱カート エルゴサーブ |
再加熱ワゴン マルチサーブ |
一般的な リヒートウォーマー |
|
---|---|---|---|
機器の移動 | 可能(キャスター式) | 可能(キャスター式) | 不可(据え置き式) |
冷菜用スペース | あり | あり/なしの選択が可能 | なし |
設置サイズ | ステーション+カート分の設置スペースが必要 | 再加熱ユニットのみのコンパクトタイプも選択可能 | コンパクトタイプ~大型まで選択可能 |
セット時の 食膳形態 |
トレイメイク済み | 食器またはバルク | 食器またはバルク |
給排水工事 | 不要 | 不要 | 必要 |
導入サポートもおまかせください
クックチル・ニュークックチルシステムや、完調品の導入を検討している施設の方々に、導入検討シミュレーションから厨房環境整備をサポートいたします。
- メニューやレシピの構築サポート
- クックチル・ニュークックチル・真空調理・クックフリーズによる調理指導
- HACCPを基礎とする衛生指導のサポート
- 各種マニュアル作りのサポート
- 調理スタッフの教育
- 円滑なシステム運営のサポート
など、導入後のアフターフォローもおまかせください。
マルチサーブ導入事例
医療法人慈風会が東京都葛飾区に開設した「通所リハビリテーションらく歩」にて、マルチサーブを導入していただきました。
当初はスチコンと常温配膳車での運用を考えていたところに「マルチサーブ」のことを知り、その機能性の高さから導入を決定。決め手となった「マルチサーブ」の魅力や利便性について、施設の開設に携わった深川様にお話を伺いました。
エレクターの再加熱機器
再加熱ワゴン「マルチサーブ」
チルド冷蔵・再加熱・搬送・盛り付けが一台で完結。あたたかい食事を目の前で盛り付け・提供できるので、施設のサービス向上に貢献できます。ユニット型特養などの施設の食堂での運用に最適です。
再加熱後に食堂へ運び、盛り付け・提供します。家庭的な雰囲気で食事を楽しむことができます。
再加熱カート「エルゴサーブ」
機器本体と配送部を切り離せる分離型カート。トレイメイクしてカートにセットした後、再加熱。トレイでそのまま配膳できるので、運営(施設)形態を問わず幅広くご使用いただけます。
前日の夜に翌朝分を準備。効率化を実現しながら現場での調整も行える、ニュークックチルの代表的な運用です。
再加熱カート「エルゴサート」
配送部をシャトル(外装部)とインサート(トレイ収納部)に分けることができるエルゴサートは、省スペースでの保管や搬送ができるため、セントラルキッチンでの運用に最適です。
セントラルキッチンでインサートに食事をセットし、そのまま配送できます。サテライトキッチンで機器にセットすれば、自動で再加熱し配膳が可能です。
「エルゴサーブ」「マルチサーブ」は世界中の施設に導入実績を誇るフランスのソカメル社から輸入し、日本仕様にカスタマイズを行っています。
フランス独立行政機関ASNから認定された第三者機関、Apave Certification(アパヴサーティフィケーション)から発行されているLONGTIMEⓇラベル認定製品で、堅牢な作りと修理性が高いことが認められています。