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マルチサーブ活用事例 ≪あつち葛飾クリニック(通所リハビリテーションらく歩)≫

マルチサーブで厨房業務の効率化とサービス向上を両立

医療法人慈風会 あつち葛飾クリニック 様

脳神経疾患の専門病院・施設として、鹿児島県を中心に、5つの医療施設と、7つの介護・併設施設等を有する医療法人慈風会は、2022年l0月に東京都葛飾区にて 「あつち葛飾クリニック」と「通所リハビリテーションらく歩」を開設しました。

新施設の開設で食事の提供方法を模索していたところに「マルチサーブ」のことを知り、急遽それまで検討していた機器から「マルチサーブ」の導入へと切り替えることになりました。

導入の決め手となった「マルチサーブ」の魅力や利便性について、施設の開設に携わった深川様にお話を伺いました。

完調品を使った食事提供にマルチサーブを採用

冷凍で配送→盛り付け

慈風会では、患者様や利用者様に提供する毎日の食事は、関連法人である有限会社加治木農場が運営するセントラルキッチンで調理・加工した完調品を、各施設(サテライトキッチン)へと配送しています。
今回葛飾に新設したクリニックに併設される「通所リハビリテーションらく歩」では昼食を提供することから、鹿児島県のセントラルキッチンで調理した食材を使用し、施設内の厨房で再加熱を行う方法で食事提供を検討していました。

当初は、スチームコンベクションオーブン(スチコン)で再加熱を行い、常温配膳車での配膳を検討していました。しかし、1台で再加熱と盛り付けを同時に行うことができる再加熱ワゴン「マルチサーブ」の利便性を知り、急遽「マルチサーブ」の導入へと切り替えました。

冷凍で配送→盛り付け
冷蔵→再加熱

セントラルキッチンで調理・加工した食材を前日に盛り付け・冷蔵して、当日の朝に再加熱します

User's Voice

設置場所を選ばず、対面提供できる機能性に魅力を感じました

深川様

あつち葛飾クリニック

深川様

マルチサーブは、給排水設備と、換気設備が不要なうえに、キャスターが付いているので、厨房で再加熱した食事をそのまま食堂に運び、盛り付け台を使って対面提供することもできます。利用者様との距離を縮めた食事提供ができることに魅力を感じました。常温配膳車を設置する予定だった場所に、ピッタリ設置できたので、そこに電源だけ増設しました。

作業中の様子

天板が盛り付け台になっているため、対面での食事提供が可能です

スタッフ1人で調理を担当でき、大幅なコストダウン、業務効率化に貢献

一日の調理の流れ

食材は月に3~4回、鹿児島から冷凍で配送。前日に解凍した食材を盛りつけ、冷蔵庫に入れて保管します。

当日の朝はマルチサーブの電源を入れて、前日に用意した食器をセットすれば、指定の時間に自動で再加熱されます。厨房ではご飯と汁物だけ調理し、温めた主菜と合わせて、そのまま配膳することができます。

User's Voice

介護スタッフが業務の合間に昼食準備をしています

深川様

あつち葛飾クリニック

深川様

マルチサーブの操作は出勤時に電源コードを差すだけ。タイマー設定をしており、自動で予冷・再加熱されるので操作ボタンの押し忘れもありません。

通常の施設内調理ですと調理師などの専属スタッフの採用が必要ですが、マルチサーブの導入で不要になりました。現在は1名の介護スタッフが調理を行っています。
他の業務の合間に作業を行えるため、人件費削減と業務効率化を両立することができています。ひと月1万円ほどの配送費を含めても、大幅なコストダウンに繋がっています。

また、火を使う場面は汁物だけなので、労務上の事故や怪我等に繋がるリスクが少ないのもメリットだと感じています。

作業中の様子

マルチサーブで再加熱している間にご飯と汁物を用意します

マルチサーブで、より利用者に寄り添った運営をサポート

施設では、現在はマルチサーブを厨房で使用していますが、今後は食堂に運び出して、利用者の目の前で盛り付けながら提供していきたいと計画しています。
配膳されたものをただ食べるのではなく、目の前でよそうことで、家庭的な雰囲気で食事を楽しむことができます。家庭でのだんらんのような温かみのある食卓は、食欲が増し、食べることへの喜びを一層感じることでしょう。

配膳の様子

現在は介護スタッフがテーブルまで配膳しています

最後に、マルチサーブを実際に運用して感じたことについて、深川様にお伺いすると
「盛り付け時に提供者と利用者様の間に生まれるコミュニケーションで、食事の時間がより明るく楽しいものになると思います。また、栄養価のある温かくて美味しい食事は、利用者様の健康を支えるだけでなく、心の満足度を高め、施設での生活全体を豊かにします。
利用者様に家庭料理のぬくもりを感じる食事を提供し、生活の質の向上をサポートすることは、重要な役割だと感じています。これからも、マルチサーブを活用して利用者様へのサービス向上に役立てていきたいです」
と語ってくださいました。

食事内容

マルチサーブで提供する食事は利用者様からも高評価

施設紹介

クリニック外観
医療法人慈風会 あつち葛飾クリニック
住所 東京都葛飾区堀切1丁目30-6
診療科 脳神経外科・脳神経内科・神経精神科・眼科
併設施設 通所リハビリテーションらく歩・メディカルフィットネス楽歩
法人本部 医療法人慈風会

エレクターの再加熱機器

エレクターでは、再加熱ワゴンと再加熱カートの両方を取り扱っております。施設規模や運用方法に合わせてお選びください。

再加熱ワゴン「マルチサーブ」

チルド冷蔵・再加熱・搬送・盛り付けが一台で完結。あたたかい食事を目の前で盛り付け・提供できるので、施設のサービス向上に貢献できます。ユニット型特養などの施設の食堂での運用に最適です。

マルチサーブ
マルチサーブ使用例
ユニット型特養での使用例
再加熱後に食堂へ運び、盛り付け・提供します。家庭的な雰囲気で食事を楽しむことができます。

詳しくはこちら

再加熱カート「エルゴサーブ」

機器本体と配送部を切り離せる分離型カート。トレイメイクしてカートにセットした後、再加熱。トレイでそのまま配膳できるので、運営(施設)形態を問わず幅広くご使用いただけます。

エルゴサーブ
エルゴサーブ使用例
病院・高齢者施設での使用例
前日の夜に翌朝分を準備。効率化を実現しながら現場での調整も行える、ニュークックチルの代表的な運用です。

詳しくはこちら

再加熱カート「エルゴサート」

配送部をシャトル(外装部)とインサート(トレイ収納部)に分けることができるエルゴサートは、省スペースでの保管や搬送ができるため、セントラルキッチンでの運用に最適です。

エルゴサート
エルゴサート使用例
セントラルキッチンでの使用例
セントラルキッチンでインサートに食事をセットし、そのまま配送できます。サテライトキッチンで機器にセットすれば、自動で再加熱し配膳が可能です。

詳しくはこちら

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