
エレクター株式会社 横山祥太郎
エレクター株式会社では、1970年より配膳車づくりのエキスパートとして各種配膳車(ニュークックチル対応再加熱カート、温冷配膳車、常温配膳車)、下膳車を病院・施設の規模や運用に応じてご提案しております。
新型コロナウイルスの影響による病院や施設の食事提供の変化について、配膳車の営業を担当している横山に聞きました。
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早速ですが、新型コロナウイルスの感染が広まり始めたころから、病院・福祉施設様より下膳車(食事の下膳専用で運ぶカート)の問い合わせが増えています。
以前より一般衛生管理の強化を医療現場で意識している様子が伺えましたが、コロナ禍で食事の交差汚染を防ぐことに関心が高まっているのだと感じています。配膳には配膳車を、下膳には専用の下膳車を使う運用が広まりつつあります。配膳車で下膳も行うと、配膳車庫内が不衛生になりがちだからです。
運用面からも少ない人数で効率的に配膳・下膳を行うために下膳車を検討されている病院や施設様が増えています。配膳車と下膳車を分けることより、配膳した配膳車は食事が終わるのを待つことなく、清掃後にすぐに次の準備が可能になるのが大きなメリットです。
その他に多くいただく質問がトレイのサイズについてですね。トレイのサイズは配膳車のメーカーによって異なります。弊社の下膳車を使用したいが、配膳車が他メーカーのものなので、トレイの大きさが合わず使用できないのでは?とのお問い合わせが意外と多いのです。
弊社の下膳車「ネスティングトレイカート」は、他メーカーのトレイでも対応できるようにフレキシブルに調整できるように設計されています。サイズによって対応できるものと、できないものがあるので、事前にご相談をいただけましたら確認をさせていただきます。
ご遠慮なくお申し付けください。
セミオーダーで下膳車を製造した事例もあります。実際にお使いのトレイを確認のうえ、お打ち合わせさせていただくことも可能です。
最後になりますが、病院・福祉施設に勤務されている方々、国民の健康と生活を支えてくださっている多くの関係者の皆様に心からの敬意と感謝を表します。
感染が1日も早く終息する日を切に願っています。配膳車の総合メーカーの営業担当として、施設内の配膳・下膳において感染の拡大を防ぐお手伝いをさせていただけましたら幸いです。
下膳車「ネスティングトレイカート」
https://www.erecta.co.jp/product/service_carts/tray_carts.html