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アイスフィンク納入事例 ≪ホテルニューアカオ≫

熱海のシンボル・ホテルニューアカオ復活へ
「メインダイニング錦」の改革とは?
―ライブパフォーマンスを支える「無煙調理ワゴンeisfink」―

2023年7月、熱海のシンボルともいえるホテルニューアカオがグランドオープンしました。

かつてのホテルニューアカオは、施設の老朽化や新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け2021年11月に惜しまれつつ閉館していました。それがマイステイズ・ホテル・マネジメントの手によって見事に復活を果たしました。

レトロでゴージャスな館内はクラシックホテルを想起させ、非日常の空間が広がります。
なかでも名勝・錦ヶ浦を望む「メインダイニング錦」は、オペラ劇場のような佇まいで400人を収容し、訪れた人を目でも、料理でも楽しませます。

熱海の名勝・錦ヶ浦を望みながら、新鮮な地元の食材を使った料理を楽しむことができます。

本社からの特命、新しい旗艦ホテルを。

「グループのフラグシップホテルとなる存在がもう1つほしい」と本社から要望を受けた篠原雄太総料理長は、「メインダイニング錦」を擁する、ホテルニューアカオにふさわしい料理を求め、メニュー開発と空間設計に取り組みました。

かつてステージだったスペースを一部客席に造り替え、料理はコース料理を提供していたレストランから、ビュッフェダイニングへ変更。往年の雰囲気を残すため、こだわり抜いた内装とシャンデリアはそのままに、椅子やテーブル、調度品などはリペアし、食器もこの空間にふさわしいものを選びなおしていきました。

朝は約70種類、夜は約90種類の料理を提供しながら、「ステーキや海産物を据えたメインディッシュは特別なものにしたい」。そう考えた篠原総料理長はライブキッチンで、できたての料理を提供することを決めました。そして導入されたのが、無煙調理ワゴン eisfink(アイスフィンク)です。

フロアの課題を解消するために。選ばれた無煙調理ワゴン

オペラ劇場のような優雅な空間が広がるメインダイニング錦。しかし、ここでビュッフェを展開するのにはいくつもの課題をクリアする必要があったそうです。

「メインダイニング錦の特徴の1つである優麗なアーチは、ビュッフェ会場としてはレイアウトに制限が生まれます。また広大なフロアは列が長くなったり、どこから並んだりすればよいのか迷う可能性があり、動線が難しくなります。また、フロアと調理場には段差があり、料理をサーブする際にワゴンが使えません。そこでアイスフィンクの力を借りたのです」

篠原雄太 総料理長

ホテルニューアカオを運営する株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント開発メンバーとして、主に亀の井ホテルのある伊豆、静岡、中部地方を担当。新規の立ち上げの調理場の設計、メニュー開発など初期マネージメントなどを手がける。2022年末からホテルニューアカオの総料理長に就任。

ライブキッチンで、ニューアカオならではの創造的な料理を演出する

ダクトがなくても稼働できるアイスフィンクは機動力があり、場所を選びません。また、加熱の立ち上がりも早いため、充分にライブキッチンが実施可能になりました。

「グリドルでは主にステーキや旬のシーフードを焼き上げて、IHではソースの保温、フライヤーでは天ぷらを調理しています。アイスフィンクならではの演出をした料理で思い出深いのは、焼津産の初鰹の藁焼きです。カットしたカツオを網に並べてから藁に火をつけ、燻して香り付けしていきます。瞬間スモークしていくイメージですね。藁は燃やすと一瞬で大量の煙が発生しますが、アイスフィンクは吸引力が強力なので、フロアには何も問題が起こりませんでした(篠原総料理長)」

アイスフィンクはディナーだけでなく朝食でも活躍します。

人気なのはグリドルで焼き上げるフレンチトースト。そしてもう1つ人気のメニューとなっているのがアジフライです。
近海で水揚げされた新鮮なアジをライブキッチンで揚げれば、絶品ふわふわのアジフライが完成。そしてそれをパンでサンドすれば、ほかでは味わえない特別な朝食へと変わっていきます。

華やかな美食空間をより魅力的で快適な空間へ

「近い将来、アイスフィンクをもう1台導入したいと考えています。その高い火力を活かして、特別な中華料理をライブパフォーマンスで提供したいです」と今後の展望を語る篠原総料理長。ライブキッチンを増やすことで、お客様の列を分散し、待ち時間を減らして、この華やかな美食空間をより魅力的で快適な空間に改善していく予定です。

熱海のシンボルだった老舗ホテルは、かつての伝統と気品はそのままに、新たなスタートを切りました。篠原総料理長によって大きな進化を遂げたメインダイニング錦。人で賑わうライブパフォーマンスの中心には、アイスフィンクがあります。

無煙調理ワゴン eisfink(アイスフィンク)

「eisfink(アイスフィンク)」は、独自の排気浄化システムを搭載した無煙調理ワゴン。ワゴン本体で油煙や油脂、水分を含んだ空気を浄化します。吸引力は一般的な無煙調理ワゴンの約3倍。電源さえあれば、排気設備のない場所でも調理が可能。また、グリドル(シングル・ダブル)、IH調理器、IH中華、電気クッキングヒーター、電気ディープフライヤーと6種類の調理機器をカセット式で組み替えて使用できるので、1台で様々な料理に対応できます。

ホテルニューアカオでは調理機器が2台接続可能な「2連型」と3台接続可能な「3連型」を導入しています。アイスフィンク本体に装飾を施し、作業台と色味を合わせて全体のデザインを統一しています。

煙の吸引力は一般的な無煙調理ワゴンに比べて3倍以上。煙の多い藁焼きなどを実施してもフロアに影響はありませんでした。

「加熱の立ち上がりが早く、鉄板の熱も下がりづらい。火と比べて全体に均一に熱が伝わる点も優れた魅力のひとつです」(篠原総料理長 談)

フライヤーは直接加熱方式で熱伝導性に優れ、スピーディーな調理を実現。カラッとおいしく仕上がります。

ホテルニューアカオ

ホテル外観
所在地 〒413-0033
静岡県熱海市熱海1993-250
電話番号 0557-83-6161
公式サイト https://hotel-new-akao.com/

JR熱海駅から車で約10分、日本ジオパークにも認定される景勝地「錦ヶ浦」の先端にあり、断崖に沿って縦に広がるような一風変わった構造が特徴。

波打ち際のオーシャン・ウイング棟、崖の上のホライゾン・ウイング棟、そして2棟の中間地点に挟まれる大浴場スパリウムニシキの3大施設からなる。

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