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業務用スチールラック「エレクターシェルフ スーパーシリーズ」が丈夫で錆びにくい理由

(2023/01/05 更新)

「エレクターシェルフ スーパーシリーズ」は、業務用ラックのパイオニア。世界のプロユースに応えてきた品質は折り紙付きです。ここでは、強度や錆びにくさについて解説します。

エレクターシェルフ スーパーシリーズが、物理的に強い理由

重力を強度に変える。世紀の大発明!

4本のポールに穴の開いた棚板を通し、テーパーを噛ませて固定する。スチールラックの構造は今では見慣れたものですが、当時は画期的な発明でした。

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これは、1969年にアメリカの技術者ルイス・マスローが開発したもの。従来の棚は、棚板にかかる下への力を横から支える構造です。棚の強度は、棚板と側板との接合強度次第。木材のほぞ組み、金属の溶融接合など、部材の強力な接合方法はいろいろあります。

しかし、結局強度を上げるには板厚を厚くせざるを得ませんでした。ルイス・マスローが考えた構造は、棚板にかかる荷重そのものが堅牢さを生み出すというもの。まさに画期的なアイデアです。これにより、従来の棚とは比較にならない耐荷重を実現しました。

棚板には橋と同じ構造が採用された

ルイス・マスローの考えた構造を実現するには、曲がらないポストと棚板が必要です。円柱のポストは構造的に高い強度を持っているので、問題は棚板の方。

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ルイス・マスローは、ワイヤーの接合による橋梁構造を取り入れました。橋の構造にはたくさんの種類があります。

マスローが採用したのはトラス橋構造。関西国際空港連絡橋(3,750m。世界最長)に使われているのと同じものです。これなら長い距離を架け渡すことができ、同じ重さの金属を板にしたものとでは比べものにならないほどの強度が得られます。

脅威の耐荷重、250㎏

こうして得られた耐荷重は、棚板1枚あたり250㎏(※)。4枚の棚板を付けたエレクターシェルフ スーパーシリーズなら、棚の受けられる総荷重は1トンになります。

過去にエレクターでは、これをアピールするために下のような広告写真を作ったことがあります。大変なインパクトでした。

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※ 棚1段(間口1220mm)あたり250kgの耐荷重(分散荷重)。間口1520mm以上の棚1段あたりの耐荷重は、お問い合わせください。

触れ合うところはすべてスポット溶接

ワイヤーの接合点は、すべてスポット溶接されています。スポット溶接とは、2つの部材に電流を流し、その接する部分に発生する熱で母材を溶かして接合する方法。

ハンダ付けのように別の金属を接着剤のようにして付けるのとは違い、母材自体が溶接されています。だから、滅多なことでは外れません。

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工場では度々落下試験が行われています。高所から棚板を落として、溶接が外れないことも確認します。

エレクターシェルフ スーパーシリーズが、錆にくい理由

ポールはステンレス製だけというこだわり

エレクターシェルフ スーパーシリーズのポールは、SUS304というステンレス材。いわゆる18-8ステンレスのことで、耐食性・防錆性に優れていることから、医療機器やカトラリーなどによく使われます。

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事務所や店舗、ご家庭などで使用されるエレクターシェルフ ベーシックシリーズでも、ポールはステンレス製(カラーを除く)です。

組み替えて使用する際、ポールに傷がついても安心なようにステンレスを採用しています。エレクターシェルフを何度でも組み替えて、末永くご使用いただける理由のひとつです。

基本スペックがあらかじめ高めに設定されているのは、長年業界のプロフェッショナルを支え続けてきたエレクターシェルフならではのこだわりです。

多層めっきとクリア塗装仕上げ

エレクターシェルフ スーパーシリーズの5つの下処理を経た母材は、11の工程を経て、ニッケルめっきやクロームめっきなど3層のめっきが施されます。

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仕上げは塗装。抗菌効果のあるクリア塗料を用いて4枚目のベールがかけられます。このように何重にも覆われ、スチールが空気に触れないので、錆びにくいのです。

エレクターシェルフ スーパーシリーズ 製品ページ

オンラインショップでのご購入

妥協なき品質へのこだわり

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市販のスチールシェルフの多くが海外で生産される中、エレクターでは山梨県甲府市の自社工場を拠点とし、そこで一部のシェルフを製造しつつ、量産体制を担う海外生産分の検品も含め、徹底した品質管理をしています。

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エレクターシェルフができるまで

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山梨県甲府市にある甲府工場は、シェルフをつくるための一貫生産体制が整っています。現在では大部分のシェルフは海外工場にて生産されていますが、一部の特注製品やオーダーシェルフの製品はこの甲府工場にて生産を行っています。

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