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専門業界のニーズに対応する豊富なシェルフの選択肢

1966年の発売以来、「エレクターシェルフ スーパーシリーズ」は各業界のプロフェッショナルのニーズに応えてきました。品質へのこだわりはワイヤーシェルフだけではありません。合理的な設計思想による機能性や耐久性は他のシェルフでも展開されています。

  1. 優れた耐食性と洗練された美しさ「ステンレスワイヤーシェルフ」
  2. チップリールの専用保管棚「リールシェルフ」
  3. 細かなアイテム収納のための選択肢「ソリッドシェルフ」
  4. クリーンルームで高品質な製品を支える「304パンチングソリッドシェルフ」
  5. スーパーシリーズの多彩なバリエーション

優れた耐食性と洗練された美しさ「ステンレスワイヤーシェルフ」

外観はスチール製のワイヤーシェルフに似ていますが、全ての線材がSUS304(18-8)ステンレス製です。この高級感あふれる光沢と洗練された美しさが写真からも伝わることでしょう。

ステンレスワイヤーシェルフ
ステンレスは腐食や錆びに強い素材です。その耐食性、衛生性、耐久性などの特徴から、食品工場や飲食店などの食品関連施設、食品製造業、医療施設などの衛生面が求められる施設などで使用されています。

「ステンレスワイヤーシェルフ」は、SUS304ワイヤーに電解研磨仕上げを施すことで耐食性を向上させ、より錆びにくい仕様に。光沢感が向上し、高級感を一層際立てています。

ステンレスはスチールより頑丈な素材で、重い物品や荷物を安定して支える能力があります。ワイヤーが三角形に曲がったジグザグの「トラス構造」部分により非常に高い耐荷重を誇るエレクターシェルフ。ステンレスワイヤーシェルフのスネーク部分の線材はスチール製のワイヤーシェルフに比べてわずかに細くなっています。しかし耐荷重はスチール製のワイヤーシェルフと同じで、1段あたり250kg(間口1220mm)です。

スネーク部分の線材を細くすることで、見た目のスマートさとコストの削減の両方を実現しています。

スネーク部分の線材

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エレクターシェルフとトラス構造
エレクターシェルフは、ワイヤーが三角形に曲がったジグザグの「トラス構造」部分により非常に高い耐荷重を誇ります。そこにはアメリカと日本をつなぐ不思議な縁がありました。

全てがステンレスのポール

ステンレスワイヤーシェルフ用のPSタイプのポールは、本体のみならず先端のポールキャップと脚部のアジャストボルト・ナットも全てSUS304製。

ステンレスシェルフ用のPSタイプのポール

耐食性に優れ、過酷な条件下でも抜群の耐久性を発揮します。ポール本体の表面は#600バフ研磨で仕上げることにより、鏡面にも近い光沢感となり、ほこりやゴミ、油などをつきにくくしています。

シェルフを固定するテーパードスリーブにはSUS304製のご用意があります。

ステンレステーパー
SUS304製のステンレステーパーを使用すれば、高度な衛生管理が求められる医療現場や研究室、耐熱性・耐薬品性が求められる生産現場やクリーンルームにおいて、シェルフ全てのパーツをSUS304で構成することができます。

製品詳細ページ

ステンレスワイヤーシェルフ
製品の仕様やサイズ展開、価格を掲載しています。

チップリールの専用保管棚「リールシェルフ」

同じステンレス素材のシェルフでも、特殊な形状を持つ「リールシェルフ」。

リールシェルフ
チップ部品(主に電子機器内の部品として使用される微細なチップ型の電子部品)をテープに設けられた穴に格納して巻いたチップリール。電子機器の製造や組み立てに欠かせないものです。リールシェルフはこのチップリール専用の保管棚であり、電子部品や半導体などの業界で使用されています。

現場では電子部品に影響を及ぼす静電気対策が求められます。シェルフの固定パーツには、静電気を逃す導電性の高いアルミ製のテーパードスリーブを採用しています。
アルミテーパー
汎用性の高いエレクターシェルフが、専門的な用途として発展したシェルフの一例です。

リールシェルフ

製品詳細ページ

リールシェルフ
製品の仕様やサイズ展開、価格を掲載しています。

細かなアイテム収納のための選択肢「ソリッドシェルフ」

「エレクターシェルフ スーパーシリーズ」には平板の展開もあります。細かなアイテムの収納や簡易的な作業台としての使用に適した「ソリッドシェルフ」。素材は用途に合わせてSUS430とSUS304の2種類をラインナップ。

コーナー部にはアルミ製とステンレス製の2つをご用意。SUS430ソリッドシェルフにはアルミ製のコーナーダイカストが、SUS304ソリッドシェルフにはSUS304製のコーナーダイカストを採用しています。

430ソリッドシェルフ
430ソリッドシェルフ(棚板:SUS430/コーナー部:アルミ)

304ソリッドシェルフ
304ソリッドシェルフ(棚板:SUS304/コーナー部:SUS304)


どちらも棚板の四方は2.5mmの立ち上げを設けることで、小さなアイテムの落下を防ぐ仕様に。

棚板の四方は2.5mmの立ち上げ
1.2mm厚の平板を折り曲げて2層構造にした四方の立ち上がり、その折り曲げは裏側まで回り込むことで、反りや歪みに対する強度を高めています。この仕様により1枚の平板でも、180kg(間口1220mmあたり)の荷重に耐えることができます。

折り曲げは裏側まで回り込むことで、反りや歪みに対する強度を高めています
棚板の表面・裏面には光沢のある細かい目のNo.4仕上げを施し、キズを目立ちにくくしています。

No.4仕上げ

製品詳細ページ

430ソリッドシェルフ
304ソリッドシェルフ
製品の仕様やサイズ展開、価格を掲載しています。

クリーンルームで高品質な製品を支える「304パンチングソリッドシェルフ」

304パンチングソリッドシェルフ
「パンチングソリッドシェルフ」(受注生産)は主にクリーンルームなどで使用されています。クリーンルームとは、空気中の粉塵や微粒子、温度、湿度、圧力などの環境条件を制御できる特殊な空間です。半導体、電子機器、光学機器、食品、医療・医薬品など、高品質な製品を生産するための分野で使用されています。

クリーンルーム
クリーンルーム内の空気の流れをスムーズに維持するパンチング仕様。

2mm厚の304ステンレス平板にφ5×8mmピッチの45°千鳥配列でパンチング加工
2mm厚の304ステンレス平板にφ5×8mmピッチの45°千鳥配列でパンチング加工を施しています。この穴の大きさと配列により絶妙な開孔率(開口率)を実現しています。開孔率とは、パンチング加工によって打ち抜いた開孔部分の全体に占める割合を表したものです。

シェルフに求められる開孔率や強度は施設によって異なります。パンチングの穴の大きさと配列、角度によって開孔率を高めると強度が下がります。逆に強度を高めると、開孔率が下がります。パンチングソリッドシェルフは、開孔率を保ちつつ、強度を高める絶妙なバランスを実現。棚板の耐荷重はMSS610PS(W605×D460mm)だと300kgにもなります。

ソリッドシェルフは棚板四方に立ち上がりを設けていますが、パンチングソリッドシェルフは棚板四方もフラット。クリーンルーム内での塵埃の堆積を抑えることができます。

パンチングソリッドは棚板四方もフラット

製品詳細ページ

304パンチングソリッドエレクターシェルフ
製品の仕様やサイズ展開を掲載しています。

スーパーシリーズの多彩なバリエーション

エレクターシェルフ スーパーシリーズには他にも、四方に立ち上がりのある「サイドアップシェルフ」、30°の傾斜がついた「スランテッドシェルフ」もございます。シェルフの間口・奥行サイズ、オプショナルパーツの多彩さにより、様々な業種や用途にフレキシブルに対応。専門メーカーならではのラインナップで、プロフェッショナル・ニーズにお応えします。

サイドアップシェルフ
四方に立ち上がりがあり、物品の落下を防ぐ「サイドアップシェルフ」

スランテッドシェルフ
30°の傾斜がついているので中身が見やすく、物の出し入れも簡単な「スランテッドシェルフ」

製品詳細ページ

サイドアップシェルフ
スランテッドシェルフ
製品の仕様やサイズ展開を掲載しています。

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細部にまでこだわる「スーパーシリーズ」
神は細部に宿る。「エレクターシェルフ スーパーシリーズ」は、細かなところまで気を配って作られたシェルフだからこそ、プロフェッショナルに愛用され続ける製品なのです。

エレクターシェルフができるまで
山梨県甲府市にある甲府工場は、シェルフをつくるための一貫生産体制が整っています。現在では大部分のシェルフは海外工場にて生産されていますが、一部の特注製品やオーダーシェルフの製品はこの甲府工場にて生産を行っています。

妥協なき高品質へのこだわり
市販のスチールシェルフの多くが海外で生産される中、エレクターでは山梨県甲府市の自社工場を拠点とし、そこで一部のシェルフを製造しつつ、量産体制を担う海外生産分の検品も含め、徹底した品質管理をしています。

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