温冷配膳車MOG smileは、病院では優しいサクラピンク、高齢者施設ではインテリアに馴染むココアブラウンのカラーが人気です。
今回は病院食の現場を支えるサクラピンクの温冷配膳車に込めた想いをお伝えします。
配膳車開発の歴史
エレクター株式会社が日本で初めての配膳専用車を発売したのは1970年のことです。当初はエレクターシェルフをベースにキャスターやカーテンを付けたシンプルなものでした。
その後、保温・保冷機能が付いた温冷配膳車を開発。そこからモデルチェンジを重ね、2010年には機能面だけでなく、デザイン性も追求した温冷配膳車「mog(モグ)」が誕生しました。
気持ちが明るくなるパステルカラーのピンクやイエローに加えて、ウッド調のインテリアに溶け込むブラウン色も展開し、病院だけでなく介護施設からも支持を得ました。
2020年にmogはMOG smileにリニューアル。mogの長所を伸ばし、さらに新しい視点を盛り込んだ現行のモデルとなりました。
エレクターの配膳車の歴史は以下のページでも詳しくご紹介しています。
デザインとカラーにこだわったMOG smile
MOG smileは人間工学に基づいた機構設計やサイズ設計で、従来の温冷配膳車に比べて扱いやすくなっているほか、デザインとカラーリングにもこだわっています。
カラー展開はピンクとブラウンの2色。ともにやわらかいビスケットカラーのベージュとのツートーンの配色です。病院や施設に違和感なく馴染むカラーリングとデザインは、食事をする人、運ぶ人だけでなく、見守る家族にとっての心地よさまでを考慮しました。
サクラピンクに込めた想い
MOG smileで採用したピンクは配膳車としてよく使われるピンクよりも淡い色合いの「サクラピンク」です。
桜といえば、日本で最も親しまれている花のひとつですね。毎年春が来るのと同時に開花を待ちわびている方も多いのではないでしょうか。厳しい冬が終わり、春の訪れを告げるとともに徐々に開いていく淡いピンクの花々は、見る人の心を明るくさせてくれる光景です。
サクラピンクには、この桜のように、配膳車を扱う方や食事を食べる方に明るい笑顔を届けてくれるものとなって欲しいという思いが込められています。室内空間に調和するように選んだベージュとのツートンカラーも、桜の枝を思い浮かばせる色合いになっていますね。
このデザインのこだわりがご利用の方々に評価され、空間にそっと彩りを与えてくれる優しい印象の配膳車として皆様からご好評をいただいています。
配膳車のパイオニアとして
エレクター株式会社の本社近くを流れる目黒川は、東京都内でも有数のお花見スポットとして毎年多くの方で賑わいます。川沿いの歩道に1kmにわたって桜並木が続き、満開になったときの景色は圧巻の一言。開花時期はぼんぼりに灯がともされて、幻想的な景色が広がります。
中目黒といえば目黒川の桜と言われるほどの場所ですので、会社としても桜には強い思い入れがあり、中目黒の公式ガイドブックを発行している「中目黒をさらに良くする連絡会」や目黒川桜まつりに協力・協賛しています。
その他にも、エレクター株式会社では地域や社会への貢献活動に積極的に取り組んでいます。詳細は以下のページをご覧ください。
サクラピンクには「配膳車のパイオニアとして力を入れて開発してきたMOG smileに、ぜひ桜カラーを取り入れたい」という開発陣のこだわりがあらわれています。
おいしい食事で、ほっこりと暖かい気持ちになれる。そんなひとときのサポート役としてMOG smileは、運ぶ人、食べる人、それを見守る人、「すべての人にわくわくをとどける」をコンセプトにしています。実際に温冷配膳車MOG smileをご覧くださった際には、こんな開発の裏話も思い出していただけたら幸いです。
温冷配膳車 MOG smileについて
製品情報について詳しくは以下のページをご覧ください。