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ミニマリズムで空間にいのちを吹き込むベーシックシリーズ

エレクターシェルフ誕生からホームエレクター誕生まで


家庭でも職場でも過ごす場所を心地よくし、行動や生活をシンプルにし、質の高い時間を過ごす。そのためには、使う製品にもこだわりたい。装飾的思考をこらすのではなく、徹底的に機能にこだわり、要素を最小限まで切り詰めた製品を使いたい。そんな時代のニーズに合わせて「ホームエレクター」からモデルチェンジしたのが「エレクターシェルフ ベーシックシリーズ」です。

1955年にアメリカで発明されたエレクターシェルフ。機能から導き出されたシンプルで力強いエレクターシェルフのデザインは、半世紀経った今でもほとんどその姿を変えていません。

1966年に日本上陸を果たすと、瞬く間に日本でも広まっていきました。ホテルやレストランの厨房で機器や銀食器、備品を置く什器として使用されるようになり、汎用性の高さから医療施設、研究・生産施設など様々な業界でも使用されるようになります。

エレクターシェルフ70年代

1980年代になると日本も差別化の時代に入り、個人のアイデンティティを主張するために、アパレルショップの什器も個性的なものが増えていきました。そのような中、機能・強さ・美しさを武器に、販売するものを引き立てる陳列棚としてエレクターシェルフは注目され、使用されるようになったのです。

エレクター80年代

アパレルショップで使用されると多くの生活者の目に触れる機会が増え、1980年代後半以降は、業務用として使用されていたエレクターシェルフが家庭でも使用されるようになってきます。インターネットがなかった当時、若者のトレンド配信のバイブルとされていた情報誌では、エレクターシェルフはおしゃれな部屋づくりのマストアイテムとして数多く紹介されるほどでした。

その熱を受け、1994年に家庭用として発売された「ホームエレクター」。業務用のノウハウを引き継いだ高いクオリティとこだわりから、多くの若者の支持を得て広まります。テレビドラマの家庭のシーンを見ればエレクターシェルフがほとんど置いてある。そんな時代でもありました。

ホームエレクター90年代

より多くの生活の場に溶け込むシェルフとして

ホームエレクターは製品の持つ特徴、棚板1枚あたり135kgという優れた耐荷重に加え、サビに強く、組み替えて長く使える高いクオリティから、2000年代になると、家の中だけではなく、事務所や店舗、カフェ、薬局、スタジオなど、様々なシーンで愛用されるようになったのです。

ホームエレクター薬局

ホームエレクターという名称にもかかわらず、働く場において使用されている。とてもありがたいこともありますが、「Home ERECTA」と入ったコーナーリングや、三角マークは、エレクターシェルフが持つミニマリズムと相反する状態になっていたのです。

ホームエレクター
▲モデルチェンジ前のホームエレクターのコーナーリングと三角マーク

特に昨今、働く場と家庭空間が同居する在宅勤務制度や、オフォスやクリニックでもカジュアルなインテリアテイストを取り入れるなど、収納家具は今、家庭用とオフィス用のボーダーが無くなってきています。

そのため、ホームエレクターからモデルチェンジした「エレクターシェルフ ベーシックシリーズ」は、より多くの生活の場に溶け込むシェルフとして、コーナーリングの刻印やスネーク部の三角マークはよりシンプルなものへと変更。ERECTAのみにしました。

ベーシックシリーズ

他社のワイヤーシェルフも含め、今ではワイヤーシェルフの総称となっているエレクターシェルフ。「エレクターシェルフ ベーシックシリーズ」のコーナーリングと三角マークには、“エレクターシェルフはエレクターシェルフだけである”というシンプルなメッセージが込められています。

働く場でも家庭でも、エレクターシェルフが自己主張するというより、乗せるものを際立てさせるという使命感は、よりミニマリズムなインテリアとして発展させる必要がありました。そこで何よりも大切にしたのは、空間に溶け込むという要素。

ベーシックシリーズ

ホームエレクターのホワイト、ブラックは艶のある、光沢のある塗装でしたが、「ベーシックシリーズ」のホワイト、ブラックは艶の少ないマットな塗装に変更。ホワイトはオフホワイトからややベージュ寄りの塗装にしました。ホワイト・ブラック色はより壁紙・床材・家電などと調和します。

ホワイトのポールは上部のキャップがブラックからホワイトへ変更。ブラックのシェルフはテーパードスリーブをクリア色からブラック色へ変更するなど、シェルフ全体での一体感を意識した仕上りにしています。

ホワイトポール

ホームエレクターから受け継いだ耐錆性と組み替え自由な汎用性の高さ、新たに進化した空間に溶け込むインテリア性。究極のミニマリズムなインテリアとして、より進化した「ベーシックシリーズ」。今後10年、20年後もベーシックなインテリアである様、エレクターは進化を続けます。

ホームエレクターは「エレクターシェルフ ベーシックシリーズ」に生まれ変わりました

ホームエレクターの「業務用のプロから培ったノウハウを家庭用シェルフへ」というコンセプト、日本に合わせたセンチモジュールのサイズ展開はそのままに、2023年1月からは家庭用としてだけではなく、人の営みが生まれる、あらゆる空間で愛されるシェルフに生まれ変わりました。


ベーシックシリーズ・バナー
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