病院・高齢者施設給食の人手不足を解消するためのヒント|エレクター株式会社

ニュークックチルでは、冷却工程があることで「調理」と「提供」が切り離され、消費期限が「調理日を含む5日以内」となります。さらに、盛付・トレイメイクも事前に行うことができるため、前日までに再加熱カートに朝食をセットしておけば、当日の朝は再加熱カート内で自動的に加熱するだけで配膳が可能になります。時間のかかる盛付・トレイメイクの作業がないため、スタッフの出勤人数を大幅に削減し、出勤時間を遅らせることができます。

ニュークックチル導入の課題

導入コスト

ニュークックチルの導入には、再加熱カートの購入費、調理・保管工程の変化による厨房機器購入費、設備工事費など、クックサーブと比較してイニシャルコストがかかる傾向にあります。また、温冷配膳車で使用している食器は再加熱カートには使用できないことが多く、食器の買い替えも必要となります。

厨房計画やシステム構築

クックサーブとニュークックチルでは運用方法が大きく異なるため、厨房計画の作成や作業工程の見直し、マニュアル化などのシステム構築に時間がかかります。新築の場合は開業の５年前、既存施設の場合はリニューアルの2、3年前に計画をスタートすることが多いです。

献立・レシピ作成

クックサーブで使用している献立・レシピの大半はニュークックチルでも使用可能ですが、うどんなど一部のレシピは、ニュークックチル用に変更する必要があります。また、ニュークックチルでは加熱を2度行うため、従来通りのレシピでは火が通りすぎた状態「オーバークック」を引き起こしてしまうことも。献立・レシピ作りは、検証を重ね慎重に行うことが重要です。

スムーズにニュークックチルを導入するために

ニュークックチル導入前後の不安を解消するために、外部コンサルタントを使うのもひとつの手段です。エレクターではニュークックチル導入に関する専門のコンサルタント室を設置し、導入からアフターフォローまでサポートしています。

関連記事：クックチル（ニュークックチル）の導入からアフターフォローまでをサポート

温冷配膳車「MOG smile」が早朝出勤の負担軽減をお手伝いします

『ニュークックチルを今すぐ導入できない！』といった、クックサーブ＋温冷配膳車をお使いの病院・高齢者施設でも、エレクターの温冷配膳車「MOG smile」ならば、早朝出勤の負担を軽減できます。

温冷配膳車「MOG smile」のタイマー機能

通常、温冷配膳車をお使いの場合、温冷運転を稼働させ庫内が設定温度に達した後で料理をセットします。設定温度に到達するまでには、40~50分程度の時間がかかります。

そのため朝食準備の際、温冷配膳車稼働のためだけに他シフトより1時間前から出勤するケースもあります。

「MOG smile」のタイマー機能では、設定した時間に自動的に温冷運転を稼働させることができるので、出勤開始時間が遅くなり、負担だった早朝からの出勤が緩和されます。

タイマー機能で温冷配膳車「MOG smile」を稼働してみました

※タイマー機能は既存の「MOG smile」に後付け可能です。

「MOG smile」にはタイマー機能以外にも、サブコントローラー、バンパータッチセンサー、スウィングフレーム、バックモニター、食札ホルダー、走行メロディなど様々なオプション機能がございます。ぜひお問い合わせください。
温冷配膳車「MOG smile」オプション機能詳細ぺージ