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衛生的で安全な調理器具の乾燥
食品衛生法の改正に基づき、2021年6月からHACCPの制度化が始まっています。原則、すべての食品を扱う事業者に対してHACCPに沿った衛生管理が求められるようになりました。近年はHACCPのみならず感染症対策の観点からも、衛生管理についての興味関心が高まっています。 その中で日々の厨房業務に潜む、見落としがちな調理器具の乾燥に関する衛生問題について考えてみましょう。

クロス(ふきん)でのふき取りは安全?


洗い終わった調理器具をクロスなどでふき取っている方は多いのではないでしょうか。しかし、FDA(アメリカ食品医薬局)ではクロスでのふき取りは推奨していません。※

使い終わったクロスは綺麗に洗ったつもりでも、残った菌が時間を経て繁殖してしまう可能性があり、さらに忙しい業務の中ではクロスの使いまわしが行われてしまう可能性もあるからです。

また、クロスの生地によっては毛羽立ちがおこり、糸くずやほこりが出てしまいます。

そのため、クロスでのふき取りは調理器具を乾燥させるのに適切な方法とは言い難い場合があります。実験器具のビーカーなどは、クロスを使わず自然乾燥で乾かすのが主流になっています。

※FDA(アメリカ食品医薬局)Food Code U.S. Public Health Service のサイトより
 https://www.fda.gov/media/87140/download

自然乾燥の落とし穴

クロスでのふき取りと比較して、自然乾燥は衛生的と言えるでしょう。

しかし、「自然乾燥にさえすれば安心」というわけではありません。自然乾燥にも危険が潜んでいます。洗い終わって濡れた調理器具を重ねて保管することにより生じるバクテリアの増殖があるからです。

バクテリアの増殖は、料理の質の低下を招き、時には食中毒などといった重大な病気を引き起こす可能性があります。

安心な自然乾燥をするために

まずは厨房でどのような調理器具がどのくらいの数量で置かれているのかを把握しましょう。そして専用のシェルフやラックを準備し、調理器具を置き、乾燥させる空気の通り道を確立するのです。

一般的なラックに調理器具を置くと、調理器具同士が重なり、十分な空気の循環が行えなくなります。調理器具に対する十分な空気循環は、調理器具の乾燥にかかる時間を短縮し、バクテリアの増殖を防ぎます。

床にも注意が必要



濡れた床

調理器具を乾燥するためのラックであっても、辺りが水浸しになってしまうこともあります。そうしたラック付近の床は滑りやすく、衛生上の問題だけでなく、安全上の問題も発生します。濡れた床でスタッフが転倒し、怪我を負ってしまうことは重大な懸念事項です。

調理器具の乾燥に最適なドライングラック

ドライングラック

衛生的な調理器具の乾燥を行うためには、専用のラックをおススメいたします。

メトロマックス4のオプショナルパーツ「ドライングラック」は、洗い終わった調理器具が接触しないよう、調理器具の間に空気が通過するための十分なスペースを確保できます。

ラックの形状が3種類あるので、異なる形状や大きさの調理器具を効率よく安全に乾燥させることができます。

また空気循環を効率よく行うことで、調理器具を早く乾燥できるので業務の効率化も図れます。



さらにドリップトレイをラックの下に装着することで、床が濡れるのを防げます。乾燥時の水滴を収集し、水たまりの発生を防止。十分な排水設備がないスペースでも安心してご使用いただけます。

ドライングラック・ラインナップ一覧(PDF)

メトロマックス4 製品ページ

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