細部にまでこだわる「スーパーシリーズ」

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エレクター株式会社

B!
エレクター株式会社のルーツは和食レストランにあります。食材の下ごしらえから丁寧に手間をかけ、深みのある味わいを楽しめる和食を提供していました。




料理の盛り付けにおいても、食器との調和を考慮しながら料理を芸術的な次元へと昇華させていました。味覚だけでなく視覚も喜ばせるというアプローチです。こうした細やかな配慮と熱心なこだわりの積み重ねは、料理の質を上げると共に、食の時間をより上質なものへと高めていたのです。

その精神は「エレクターシェルフ スーパーシリーズ」の設計・製造にも受け継がれています。神は細部に宿る。細かなところまで気を配って作られたシェルフだからこそ、プロフェッショナルに愛用され続ける製品なのです。


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エレクターシェルフとの出会い
エレクターシェルフの起源は、1955年米国インターメトロ社によって開発されたワイヤーシェルフです。私たちがエレクターシェルフの日本輸入販売を始めたのが1966年。その出会いはあまりにも衝撃的でした。

舟形加工



新鮮な魚介類をどの角度から見ても美しく見えるように盛り付けた舟盛り。魚の種類や大きさ、色合いをよく考えて、バランスよく盛り付けると、見栄えも味も抜群になります。


「エレクターシェルフ スーパーシリーズ」のコーナーリング部分です。奥行き方向に比べて線材1本分だけ厚くなる間口方向のトラス構造部分。そのバランスをとるために、間口方向のトラス構造部分のワイヤーを船のように絞る舟形加工を施し溶接をしています。スーパーシリーズがどの角度から見ても美しく見える理由のひとつです。

面取り



手間を惜しまず調理するのが料理を美味しくする秘訣。食材の角を落とす面取りはシンプルで細やかな作業。仕上がりが綺麗になり、味の染みが良くなる重要な作業です。


エレクターシェルフの線材にもこの面取りが施されています。組み立て、使用の際にひっかかりを防止するためです。ケガや傷を防ぎ、危険の回避に繋がります。スーパーシリーズには棚板を構成するすべての線材に施されています(※)。安全面でもお使いいただく方の立場に立った細やかな配慮をしています。

※トラス構造部分のワイヤーを除く。ベーシックシリーズは間口方向の線材のみ

テーパードスリーブ

料理から話は変わります。お客様の注文に応じてスーツやタキシードを仕立て販売するテーラー。服飾の仕事の中でもとりわけ技術が求められ、一人前になるのには何年もかかると言われています。



テーラーにシャツを仕立てもらうと、シャツの長さはジャケットの袖からは少し出る程度、1cm~1.5cm程になるでしょう。腕を真っすぐに下げた際、ジャケットから袖が少し出ていれば、手元に洗練と美しさを引き出してくれるからです。ジャケットに直接肌が触れず、皮脂汚れから守り、袖口の擦り切れを防止するという現実的な理由もあります。

エレクターシェルフでポールにシェルフを固定するパーツは、テーパードスリーブと呼ばれています。スリーブ=袖という意味です。



「エレクターシェルフ スーパーシリーズ」のワイヤーシェルフをポールに固定した際、コーナーリングの上部にテーパードスリーブが出ている寸法は約1mm。このわずか約1mmが見た目の美しさを引き出しているのです。



そしてテーパードスリーブの上部は傾斜になっています。コーナーリングからほこりや汚れを溜めず落ちやすくするためです。スーパーシリーズがフードサービスや半導体工場のクリーンルームなど、衛生的・クリーンな環境で長年使用され続けている細かい理由のひとつです。

アジャストボルト



「おしゃれは足元から」という表現があるように、ファッションにおいて足元は重要なポイント。汚れやすい靴を綺麗な状態に保つことは、ファッションにおいて重要なことですね。



スーパーシリーズのポール脚部にある六角形のアジャストボルトです。スーパーシリーズ専用で、底面にかけて緩やかなカーブを描いたシルエットが特徴。ほこりや汚れが簡単に落ちる形状となっています。



視線があまり向かない足元にも繊細な配慮を施すことにより、洗練された印象を与えることができるのです。

エレクターシェルフ スーパーシリーズ」は機能性と見た目の美しさを兼ね備えた、高品質なシェルフです。各業界のプロフェッショナルに愛用されている理由は、このような細部へのこだわりにもあると言えるのではないでしょうか。

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エレクターシェルフができるまで
山梨県甲府市にある甲府工場は、シェルフをつくるための一貫生産体制が整っています。現在では大部分のシェルフは海外工場にて生産されていますが、一部の特注製品やオーダーシェルフの製品はこの甲府工場にて生産を行っています。



妥協なき高品質へのこだわり
市販のスチールシェルフの多くが海外で生産される中、エレクターでは山梨県甲府市の自社工場を拠点とし、そこで一部のシェルフを製造しつつ、量産体制を担う海外生産分の検品も含め、徹底した品質管理をしています。

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