ネステナーの日常点検をおすすめしています

カテゴリ
コラム  倉庫/物流倉庫 
タグ
ネステナー 

エレクター株式会社

B!

倉庫内で大事な製品を保管するネステナー。毎日使用しているため、その劣化には気づきにくいものです。倉庫内の安全を守るためにも、日々の点検をおすすめいたします。

点検ポイント

レールと柱部分は重点的に点検を行ってください。

①ストッパーは外れていませんか?
ストッパーが外れた状態での使用は、たいへん危険です。

②サビによる腐食はありませんか?
サビは金属の老朽化の最大の原因。ご購入されてから年数が 経っていない場合でも、日常点検をおすすめいたします。 

③柱とレールが外れていませんか?
柱の異常は即座に事故につながる危険性をはらんでいます。 

④柱や床(角パイプ)の曲がり、凹みはありませんか?
わずかな曲がりや凹みが耐久性の低下につながることがあります。

目視による確認は日常点検の基本です

ネステナーがいくら丈夫であっても、ご使用になる環境や年数によってはサビの発生、金属疲労といった老朽化は防げません。特に注意が必要な状態を下記に示しますのでご参考ください。

レールのサビ
上レールはサビの発生が起きやすい場所です。サビによって金属が老朽化します。

上レールと柱の結合
サビによる老朽化で溶接が外れている可能性があります。注意が必要です。

柱のサビ
サビの発生により金属が老朽化。柱はもちろん、ネステナーの安全性に影響が出ます。


柱の曲がり
柱の曲がりは大変危険です。フォークリフトのツメによって、柱が曲がるケースがあります。

レールが柱から外れていないかを確認するため、レールの下からハンマーで叩いてみてください




ネステナー商品ページ

https://www.erecta.co.jp/brand/nestainer.html

ネステナーの製品一覧、特徴、仕様比較、納入事例などをご覧いただけます。

関連記事

物流倉庫を変えた「ネステナー」日本上陸秘話

2023年11月、日本での「ネステナー」発売開始から50周年を迎えました。現在では製品名が物流倉庫のスチール製の保管ラックの代名詞にさえなっている「ネステナー」。日本国内には日本ネスタウエイ株式会社(現エレクター株式会社)が1973年に導入。その後、スペース効率と作業効率に優れた「ネステナー」は国土の狭い日本で爆発的に広まりました。エレクターと「ネステナー」との出会いは、アメリカのシカゴで起きた出...

ネステナーのメリット・デメリット、他の保管機器との安全性の違いは?

目次 そもそもネステナーとは? ネステナーの種類 正ネステナーとは 逆ネステナーとは ネステナーのメリット・デメリットについて ネステナーのメリット ネステナーのデメリット 他の保管機器との違いや、エレクター製のネステナーの特長とは ネステナーと他の保管機器を徹底比較 エレクター製のネステナー 積載物に応じたオーダーメイドのネステナーをご提供します 「ネステナーは呼び方がいくつかあるけど、何が違う...

工場や物流倉庫のBCP対策・安全対策

(2022/11/24 更新) BCPとは BCPとは、事業継続計画(Business Continuity Plan)のこと。災害などの緊急時におけるあらゆるリスクに対して、損害を最小限に抑え、すべての事業または中核事業を継続して早期復旧を図るための計画を指します。 防災対策とは異なり、BCPは「事業の継続」を目的に計画されます。たとえば、大きな地震を想定する場合、従来の防災対策は耐震補強や救出...