エレクターシェルフ スーパーシリーズ・ユーザーインタビュー<セキネベーカリー様>

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エレクター株式会社

B!
古き良き下町の風情を残す浅草の町とアメリカはつながっている。

アメリカから始まったエレクターのシェルフを愛用するベーカリー店主・関根様は、1950 年代のアメリカ文化を好み、昔ながらの“タフ” な道具で“ソフト” な食感のパンを焼き続けている。
















セキネベーカリー

住所:東京都台東区浅草3-41-10
営業時間:7:00 ~ 19:00
定休日:日曜
アクセス:つくばエクスプレス浅草駅から徒歩5分

戦後焼け野原から立ち上がった、浅草の老舗パン屋

浅草寺から見て北西の方角、バラックの長屋などが残るちょっとレトロな住宅街の中に、関根雅之様の経営する「セキネベーカリー」はある。創業は戦後間もない1947年。空襲で焼け野原になった浅草の町で、小麦粉を入手した関根様の両親が、小学校の校舎を借り、パンを焼いたのが始まりだ。

「私は、両親が店を開いた年に5人兄弟の次男として生まれました。その小学校に入学したときには、うちのパンが給食になっていましたね。そのうち上野・浅草の学校給食のパンはほとんどうちが担うようになり、従業員も50人以上いました。どんどん店は大きくなり、賑やかな時代でしたよ」。

パンの需要が高まり、セキネベーカリーは大手パンメーカーの下請けをしていたことも。しかし、父親の跡を継いだ関根様は、毎日、時間に追われながら工房を回す生活に疑問を感じ、ドイツで訪ねた小さいパン屋のような店にしたいと、下請けを辞めた。

「やっぱり自分のところだけで回していくのが気楽ですよ。好きなときに好きなパンが焼ける」。創業時から変わらない人気商品は、あんぱんやクリームパン。看板商品はクロワッサン・カマンベール。

リテールベーカリー(厨房を併設するパン屋)であるだけに、菓子パンだけでなく、揚げパン、蒸しパン、ドイツ小麦を使ったハード系パン、ベルリン名物カリーブルストなど種類は豊富だ。

25年の歴史を刻む、関根様の愛用道具

そんなパンがずらりと並ぶ陳列棚は、エレクターのワイヤーシェルフ。25年ほど前から同じものを使い続けている。



「店のスペースが限られているから、高さの調節が自在にできる棚がほしかった。知り合いの店でエレクターの棚を見て『これがいい』と、すぐカタログを取り寄せ注文しました。置いてみたら5段にできるのがいい。普通のパン屋は4段なんですよ。でも、この棚なら5段でも間隔が詰まらないし、うちのお客様は一番下の段でも、かがんで取ってくれる」。



ワイヤーシェルフの利点は、棚板もワイヤーのため、上からの光が通り、パンがおいしそうに見えることにもある。もちろん、四半世紀使っても壊れない頑丈さも、気に入っているとか。

「工房でも焼き上がりの食パンを棚に並べているけれど、ビクともしない。カートも使っているけど、キャスターが大きくて取り回ししやすいね」。



実は関根様、道具には人一倍のこだわりがある。店の創業時はアメリカ製の冷蔵庫などを使い、その堅牢さに助けられてきた。趣味のバイクもハーレーダビッドソン。アメリカから始まったエレクターの品質とデザインには惹かれるものがあった。



「やっぱり使っていて性能が高いことを実感できると、楽しくなる。それはバイクもシェルフも同じ。今はパンの原材料が高騰して大変だけど、私はパン屋様しかできないから、毎日パンを焼くという“エンジン音”のある生活をしていたいんですよ」。


セキネベーカリー 関根雅之様

セキネベーカリー2代目店主。1947年、初代店主・関根貞一郎様の息子として生まれ、大阪のベーカリーで修行をした経歴も。趣味はハーレーダビッドソンに乗ってのツーリングで76歳の今も現役。

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